パークビルド

主にスケートパークビルドには下記のような種類があります。

種類:構造物(セクション)

  1. コンクリート造・セクション(屋内外向け)
  2. 木造・セクション(主に屋内向け)
  3. 鉄骨造・セクション(主に屋外向け)

1. Concrete

2. Wood

3. Iron

品質:クオリティー

  1. コンクリート造のスケートパークは、ストリート発祥のスポーツにとって一番好まれる仕上げで、実際に滑ったり乗ったりする人にとって滑走面の品質・クオリティーは非常に重要です。但し、セメントを使って施工する場合、施工方法によって品質や寿命が大きく変わります。この部分は最初に滑っただけでは全くわからない=見えない部分です。だからこそ、私たちは施工のクオリティーにこだわっています。
  2. 木造のスケートパークは、安価で加工性に優れている。という特徴があります。但し、木材は水濡れ・高湿度・乾燥を繰り返す環境下では木材腐朽菌が発生したり白アリが発生する場合があるので、屋外での常設には不向きなため、主に屋内で使用されます。
  3. 鉄骨造のスケートパークは、品質安定性に優れており屋外常設環境下でも長持ちします。但し、沿岸部などの塩害地域や高湿度地域では鉄骨に錆が出るため、溶融亜鉛メッキや錆転換型の防錆塗装をして鉄骨の母材を錆から守る必要があります。また、重量があるため移動や移設の際にはラフレテーンなどのクレーン(重機)が必要になります。

資格:建設重機等取扱

当社では、有資格者による建設重機等の取り扱いおよび工事作業を徹底しており、労働安全基準法、消防法の規定により定められた機関および所轄公安委員会等の各機関から発行された下記の修了証、免状、免許証等の資格を有する者が建設重機や工事機械を適切に取り扱っております。

  • 危険物取扱者免状:乙種4類
  • アーク溶接等の業務:特別教育修了証
  • 玉掛け:技能講習修了証
  • 車両系建設機械(整地等)運転:技能講習修了証
  • 車両系建設機械(解体用)運転:技能講習修了証
  • 小型移動式クレーン運転:技能講習修了証
  • フォークリフト運転:技能講習修了証
  • 大型自動車第一種運転免許
  • 牽引自動車第一運転免許
  • 大型特殊自動車免許

工事:コンクリート造スケートパークの問題点

モルタルなどで後から表面を見栄えよく仕上げただけのスケートパークは、すぐに滑走面にヒビが入ったり、ポロポロと剥がれ落ちてしまうことがあります。一時的な競技会の開催のためだけに制作したパークであれば数か月で直ぐに壊してしまうので問題ないかもしれませんが、公共パークやバックヤードパーク、ショップ併設パークにおいて寿命はとても大切です。

私たちは長い間スケートパークのビルドを楽しんできた経験から、コンクリート滑走面の経年劣化や荒れ、ザラつき、割れ、剥がれ、などコンクリートが傷んでしまう原因が、最初の施工にあることを知っています。つまり、パークの滑走面品質を保ちランニングコストを抑えるためには、最初の施工がとても大切です。

特殊技術:ノウハウ

例えば、コンクリートでできた滑走面が垂直に立っているバーチカルや、上に覆いかぶさるようにオーバーハングした滑走面でも、私たちは高い強度を実現するための施工技術ノウハウを持っています。3Dによる型枠製作など、新しい技術を積極的に取り入れたご提案をいたします。

なぜ私たちはスケートパークビルドをするのか?

国内外を含め、スケートパークの施工に関する重要なポイントを理解せずに作られたパークは「安全性や滑走性が考慮されておらず利用者から敬遠されてしまう」という懸念があります。私たちは、「日本のスケートパークは世界的に誇れる素晴らしいものにしたい」と考えています。オリンピックで最初の金メダルを獲得した人材を輩出した我が国は、かつて”ものづくり”が得意な国でした。その意志は、いまも我々の手技に宿り、心に刻まれていることを信じています。